食事療法について
  1. HOME
  2. 食事療法について

食事療法について

食事療法

糖尿病になって、食べられないものは特にありません。
「食事療法」といっても特別なメニューがあるわけではなく、食べ物の栄養バランスと総摂取エネルギーを考えることが大切になります。炭水化物、たんぱく質、脂質の三大要素をバランスよくとり、ビタミン、ミネラルも欠かさずとるようにしましょう。
食事療法の考えは、糖尿病患者さんだから守らないといけないものではなく、本来健康な人でも考えないといけないことなのです。
エネルギー摂取量は性別、年齢、肥満度、日常生活やスポーツによる身体活動量、血糖値、合併症の有無などを配慮し、糖尿病専門医が判断します。


カロリーの計算方法

通常成人男性では1日1400~2000キロカロリー(kcal)、女性では1200~1600キロカロリー(kcal)程度となります。この数量を大幅に超えると糖尿病になりやすいと言われております。

エネルギー摂取量算出の目安(成人期)=標準体重×身体活動量

標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22

身体活動量の目安(体重1kgあたり)
・軽労作   デスクワークが主な人・主婦など:25~30kcal
・普通の労作 立ち仕事が多い職業:30~35kcal
・重い労作  力仕事の多い職業:35kcal~

(例)身長170cm 軽労作の場合 身体活動量28kcal/kgとすると
1.7(m)×1.7(m)×22=63.58kg(標準体重)
63.58(kg)×28(kcal)=1780 約1800kcalとなります。


日常生活からの注意点

1. 食品を計量する習慣をつけましょう
普段から、食材がどのくらいのカロリーがあるのか、計測しながらご飯を食べることが重要です。
2. 食事記録をつけて、栄養のバランスをチェックしましょう
炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、調味料など自分が毎日どのくらいの量をどれだけ食べたのかを把握しチェックをしましょう。
運動・計量イメージ
3. 適正な体重を維持しましょう
体脂肪が多い身体はインスリンの働きが鈍くなり糖尿病への近道となってしまいます。普段から体重の推移には気をつけて管理しましょう。
4. ゆっくりよく噛んで食べましょう
早食いをしてしまうとどうしてもたくさん食べてしまいがちです。
ゆっくり味わって食べることで少量でも満腹感が得られます。
5. 身体を動かす習慣をつけましょう
運動はインスリンの感受性を良くし、脂質異常症(高脂血症)や高血圧の改善に有効な場合もあります。さらに筋力や心肺機能が向上し、爽快感がストレスの解消にもつながります。
実際の運動にあたっては長時間走る、ジムでの本格的な筋力トレーニングなどではなく、誰にでも安全にできる「歩く」ことを生活の中に取り入れてみましょう。目安としては、歩行運動では1日2回、できれば食後1時間くらいしてから1回15~30分、週3回以上が望ましいとされています。
ただし、運動も食事療法と並行して行うことが糖尿病の対策の基本です。
運動にあたっては、糖尿病専門医のメディカルチェックを受けてから行うようにしましょう。